サロンコンサート・レポート

『オルガンコンサート』
江尻 弘子(オルガン)
開催日時:2012年10月28日(日) 13:30開場 14:00開演 会場:音楽室 ゆらぎ 入室料:¥2,500
江尻 弘子(オルガン)

江尻 弘子(オルガン)

レポート

ゆらぎの月例コンサートも五年目をむかえました。この時期には珍しく雨模様の午後でした。前半は江尻さんのパワーある演奏、後半は江尻さんの編曲した日本の曲などを楽しませてもらいました。

46回続いた月例コンサートもこれで一区切り、12月からはまた新しい取り組みが始まります。どうかご期待ください。

演奏曲目
  • 我が青春は過ぎ去りし/J.P.Sweelinck
  • 赤とんぼ/山田 耕作
  • ハナミズキ    マシコタツロウ     他
プロフィール
江尻 弘子(オルガン)

 幼少の頃よりピアノに親しみ、日大芸術学部音楽学科教育コース在学中より、電子オルガンを始める。エレクトーン演奏法を松田昌、編曲を菊地雅春、ジャズピアノを故八代一夫の各氏に師事。卒業後、ヤマハ音楽教育システム講師を勤める。その後、本格的にパイプオルガンの勉強を始め、酒井多賀志、今井奈緒子の各氏に師事、東京芸術大学音楽学部別科オルガン専修に入学し研鑽を積む一方、スイス・ジュネーブにてリオネル・ロッグ氏の国際アカデミーに参加。在学中は、バッハ・カンタータクラブにおいて通奏低音を担当する。

 同校終了後、既成曲のパイプオルガンへの編曲を中心にマルチオルガニストとしての演奏、録音など、独自の活動を積極的に行っている。日本クラウンより、CDパイプオルガン~Merry X’ mas」 、「パイプオルガン~Happy Wedding、」「パイプオルガン~赤ちゃんのための子守歌集」をリリース。3枚とも、自身で編曲、演奏を手がけている。 尚美ミュージックカレッジ専門学校非常勤講師、日本オルガニスト協会、日本オルガン研究会 各会員

『クラリネット名曲集』~ ガーネット (クラリネット二重奏)~
堤 奈津子(クラリネット), 茂呂 佳代子(クラリネット)
開催日時:2012年9月22日(土) 13:30開場 14:00開演 会場:音楽室 ゆらぎ 入室料:¥2,500
荒井 雅至 (バイオリン)

堤 奈津子(クラリネット),
茂呂 佳代子(クラリネット)

レポート

 秋の訪れを感じる土曜日の午後のひととき、ゆらぎで初めてのクラリネットの二重奏が展開しました。
 2人の熱演で時のたつのが早く感じました。でも休憩時間に2人の演奏家を見ると汗びっしょり、吹き続ける事の大変さを実感しました。

演奏曲目
  • クラリネット・ポルカ
  • ユーモレスク
  • ます
  • 私を泣かせてください /ヘンデル
  • 三つのデュオより第一楽章 /Beethoven
  • 茶色の小瓶
  • 大きな古時計
  • シンコペイテッド・クロック
  • コンチェルタンテ  /Pranzer
  • 主よ人の望みの喜びよ      他
プロフィール
堤 奈津子(クラリネット)

 茨城県出身。9歳よりクラリネットを始める。聖徳大学附属聖徳高等学校音楽科卒業。桐朋学園大学入学。在学中、欧日音楽講座にてビュッフェ・クランポン奨励賞受賞。第21回管打楽器コンクール入選。桐朋学園大学卒業後、2010年桐朋オーケストラアカデミー研修課程修了。これまでにクラリネットを井後基博、山本正治、三界秀実、鈴木良昭の各師に師事。現在、ガーネットで演奏活動の他、国内のオーケストラに客演。中高生の指導にもあたっている。

茂呂 佳代子(クラリネット)
聖徳高校附属聖徳高等学校音楽科卒業。武蔵野音楽大学卒業。同大学卒業演奏会に出演。桐朋学園大学研究科修了。 桐朋オーケストラアカデミー研修課程修了。第3回クラリネットコンクール第2位。別府アルゲリッチ音楽祭に参加。 京都フランス音楽アカデミーに参加。同演奏会に出演。これまでにクラリネットを井後基博、山本正治、鈴木良昭、三界秀実の各氏に師事。
『夏の夜のコンサート』 -グランドハープとオーボエによる-
見尾田絵里子(ハープ) 坂内紘子(オーボエ)
開催日時:2012年8月26日(日) 18:30開場 20:00開演 会場:音楽室 ゆらぎ 入室料:¥2,500
荒井 雅至 (バイオリン)

右:見尾田絵里子(ハープ)
左:坂内紘子(オーボエ)

レポート

 今年の夏は酷暑でしたね、昼間の暑さに比べると少しだけ秋の訪れを感じた夜でした。皆様夏の疲れを癒すヒーリングコンサートでお楽しみいただけたでしょうか。ゆらぎ初登場のオーボエとハープのコンビネーションは楽しかったです。坂内さんからも説明がありましたがオーボエの音作りはとても難しそうでしたね。ゆらぎアーチストの見尾田さんとのトークもなかなかでした。いよいよ9月音楽の秋です、今後とも音楽室ゆらぎをよろしくお願い致します。

演奏曲目
  • アラベスクNo.1/ドビュッシー
プロフィール
見尾田絵里子(ハープ)
  北海道出身。12歳よりハープを始め、2003年に桐朋学園大学に入学。 2008年同大学研究科を修了。 第6回大阪国際コンクールにて入選。 オーケストラやアンサンブルを中心に活動しており、2007年にサントリーホール主催のレインボー21に出演。
 2009年に札幌交響楽団ファゴット奏者の夏山朋子さんの演奏会に出演。 同年にリリースされた『羊毛とおはな』のCDアルバムに参加。 2010年クラシックを楽しむ会主催、指揮の小松一彦氏選抜メンバーによる第3回ニューイヤーコンサートに出演。
 ゆらぎコンサートにもたびたび出演し好評をえて、ゆらぎアーチストとして活躍。今までにオーケストラスタディーを井上美江子、山口裕子各氏に、アンサンブルを蠣崎耕三、篠崎史子各氏に、ソロを堤祥作氏、現在はヨセフ・モルナール氏に師事している。
坂内紘子(オーボエ)
 桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部を卒業。同大学音楽学部研究科修了。桐朋オーケストラ・アカデミー研修課程修了。第10回別府アルゲリッチ音楽祭に参加。第29回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバルにおいてH・シェレンベルガー氏のクラスを修了。受講生選抜のコンサートに出演。
 また、桐朋アカデミー・オーケストラとモーツァルトのオーボエ協奏曲を共演。読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団など国内のオーケストラに客演。これまでにオーボエを津島学、蠣崎耕三、浦丈彦の各氏に師事。
『オルガン☆ワールドカップ』
後藤香織(オルガン), 岩本久美(メゾソプラノ), 長岡聡季(ヴァイオリン),
Jorge Garcia Martin(オルガン)
開催日時:2012年7月21日(土) 18:30開場 20:00開演 会場:音楽室 ゆらぎ 入室料:¥2,500
荒井 雅至 (バイオリン)

右上:後藤 香織(バイオリン)
左上:岩本久美(メゾソプラノ)
左下:長岡聡季(ヴァイオリン)
右下:Jorge Garcia Martin(オルガン)

後藤、岩本、長岡、Jorge Garcia Martin

すばらしい演奏を披露していただきました

荒井 雅至 (バイオリン)

 

荒井 雅至 (バイオリン)

レポート

 オルガンワールドカップのタイトルにちなみ、今月の演奏会は世界中の曲が集められました。オルガニスト2名、メゾソプラノ、ヴァイオリンと4名の 若手演奏家が出演、オルガンソロだけでなく、オルガンデュオ、オルガンやヴァイオリンの即興演奏ありとプログラムに少し欲張った感じを受けました が若手仲間のエネルギーのある演奏でした。ヴァイオリンの即興演奏「浜辺の歌」、後でききましたところ楽譜もなく即興とのこと、メロディが変奏し ていくのが夕方頃の海の浜辺をゆっくりと歩いていく光景に映りました。技巧にかたよる演奏でなく、いつか見た光景、思い出を彷彿させる素晴らしい 演奏でありました。

演奏曲目
  • Italy♥ Sonata la Leona/ C.Gussago (1550-1620)
  • Germany♥ Toccata dmoll BWV565/ J.S.Bach (1685-1750)
  • Wien♥ Fuga/ W.A. Mozart (1756-1791)    他
プロフィール
後藤香織(1978- Miyagi)
 フェリス女学院大学音楽学部器楽科パイプオルガン専攻卒業。在学中に渡独、現地のアカデミー等で研鑽を積む。日本オルガニスト協会「第29回オルガン新人演奏会」出演。同大学ディプロマ課程在籍中に渡米、ボストン(New England Conservatory of Music)にて林佑子氏に師事する。2005年「ゲラルデスキ賞」2008年「ピストイア賞」受賞。これまで、北独Stadeのコスマエ教会(Schnitger/1675)ヴィルハディ教会(Bielfeldt/1736)伊国Pistoiaの大聖堂(Tronci/1793)聖霊教会(Hermans/1664)の歴史的名器をはじめ、欧米各国の演奏会や音楽祭などに出演。現在、鍵盤楽器の演奏と作編曲・音楽制作やプロデュース等、国内外で活動している。石巻市「遊楽館」のオルガニスト&オルガン講師、「仙台オルガン協会 ORGAN Friends」代表として、宮城県内の音楽事業をサポートし、パイプオルガンの普及に努めている。
Jorge Garcia Martin(1985- Spain)
 スペイン・サラマンカ音楽院ピアノ,オルガン,チェンバロ専攻卒業。2008年サラマンカ音楽大学をオルガン,チェンバロ専攻を首席(La Gaceta財団の奨学金を授与)卒業。オルガンをL.ダルダ,チェンバロをP.モントヤに師事。スイス・バーゼルスコラカントルム大学院に、奨学生として留学。歴史的奏法と解釈をL.ギエルミに学ぶ。2010年修了。同大学院にて、歴史的即興演奏をR.ルッツ,E.ディヴェレック, M.シュヴェンクライス,N.クメルの各氏に師事。バーゼルスコラカントルム初の即興専攻生として、2012年「歴史的即興演奏の教授法〜ドイツとスペイン〜」の論文を発表・修了。2011年、イタリア・Muzzanaの国際オルガンコンクール優勝。スペイン,ポルトガル,スイス,イタリア,ドイツ,日本で、講習会や演奏会を行う。イタリアの歴史的名器でのCD録音・発売が予定されている。
岩本久美(1979- Tokyo)
 東京都出身。フェリス女学院大学音楽学部声楽学科卒業。同大学院音楽研究科声楽専攻修了。二期会オペラストゥーディオ修了。2010年3月まで同大学音楽学部非常勤副手を務める。大学院在学中ソプラノからメゾソプラノに転向。オペラの他、宗教曲の演奏にも力を注いでおり、ヴィヴァルディ「グローリア」、ペルゴレージ「スターバト・マーテル」、バッハのカンタータ等のソリストを務める。2010年より横浜市民広間演奏会会員となり、横浜でのクラシック音楽の普及に努めている。井形景紀、渡辺高之助、蜂谷幸枝、蔵田雅之、郡愛子の各氏に師事。現在、二期会準会員、ぐるーぷ・なーべ会員、横浜市民広間演奏会会員。
長岡聡季(1978-Tokyo)
 東京藝術大学音楽学部付属高校、同大学、同大学院修士課程を経て、室内楽科博士後期課程修了。シューベルトの室内楽曲の演奏及び研究論文により、同大学室内楽科初の博士号(音楽)取得。現在は室内楽奏者として多くの演奏会に出演する他、CD録音も多数発売されている。またオーケストラ奏者としても活動し、横浜シンフォニエッタコンサートマスターを務める他、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、神戸市室内合奏団他、各地のオーケストラにてゲスト・コンサートマスターを務めている。これまでにヴァイオリンを、磯恒男、高橋孝子、大谷康子、若松夏美、岡山潔、松原勝也、ヴァルター・フォルヒャートの各氏に師事。 東京藝術大学室内楽科非常勤講師として、後進の指導にもあたっている。
『ガダニーニが奏でる 無伴奏によるviolinコンサート』
荒井 雅至 (バイオリン)
開催日時:2012年6月23日(土) 13:30開場 14:00開演 会場:音楽室 ゆらぎ 入室料:¥2,500
荒井 雅至 (バイオリン)

荒井 雅至 (バイオリン)

レポート

 ゆらぎコンサートにたびたび出演いただいていますヴァイオリニストの荒井雅至さん、今回のコンサートは無伴奏による演奏会を企画しました。演奏人 生を愛器であるガダニーニと共に歩んで来られ、還暦を超えてもまだ絶頂器の一歩手前ですとおっしゃる姿勢に、是非とも若い演奏家たちに見習ってい ただきたいと感じました。

前半の演奏が終わるやいなや、お客様も荒井さんのところへ駆け寄り質問をします。丁寧にこたえているうちに本来休憩時間 が経過し、このまま後半に進んでしまいました。

小さなサロンゆえにできる、アットホームな場面でありました。

演奏曲目
  • G.Pテレマン               /ファンタジア
  • 無伴奏violin パルティータより シャコンヌ  /J.S.バッハ
  • 序奏とスケルツィオ キャプリース      /F.クライスラー
  • 日本古謡 「さくらさくら変奏曲」
  • 緑の光の中で~♪              /自作
プロフィール
荒井 雅至 (バイオリン)
 国立音楽大学卒業。
読売日本交響楽団在籍を経て ウィーン留学 在墺中オーストリア クルトゥアツェントルム主催・プレミアユーゲントに合格 同演奏会に出演 ウィーン市立コンセルバトリウム修了。
帰国後 後進の指導にあたると共に,ライフワークとしている 独自の企画 ・programによる 青少年の為concert , 小林道夫氏との Duo・リサイタル 又 主宰する 弦楽アンサンブル ,ムシカ アレグレ】 の concertを 各地で 開催するなど 意欲的な 活動を続けている。 現在 国立音楽大学 及び 東京学芸大学講師
『喜怒哀楽のピアノ』
富永 峻 (ピアノ)
開催日時:2012年5月26日(土) 18:00開場 18:30開演 会場:音楽室 ゆらぎ 入室料:¥2,500
富永 峻 (ピアノ)

富永 峻 (ピアノ)

富永 峻 (ピアノ)

富永 峻 (ピアノ)

レポート

 今月は夜のピアノコンサートでした。公募による出演者を選んでいた時期に来られた富永峻さん、目を輝かせながらプログラムやゆらぎのコンサートで 発信したいことを長時間話していた記憶があります。

何ヶ月もあたためてきた演奏会、出だしから私は何か富永さんのもがきのようなものを感じまし た。タイトルは「喜怒哀楽のピアノ」、スクリャービン、ショパン、ベートーヴェン、リストの4人の作曲家の作品を描写したのか、彼自身の心を演奏 したのか考えながら聴いていました。演奏終了後、恒例の交流会は白ワインとともに始まりました。お客様からの質問にも丁寧に、そして正直な感想を 語りはじめます。ここでも富永さんの音楽に対する真剣さ、目指すものをみなさんが感じたでしょう。印象的だったのは「1週間に一度でもみなさんの 前で弾いて、どんどん成長していきたい」と、満員のお客さまは更に喜んで聴いていました。次回更に音楽を深めていただき再登場お願いしましょう!

演奏曲目
  • 5つの前奏曲作品16  /スクリャービン
  • ソナタ第4番     /スクリャービン
  • 3つのマズルカ作品50 /ショパン
  • ソナタ第2番     /ショパン
  • ソナタ第31番 作品110 /ベートーヴェン
  • ハンガリー狂詩曲第2番/リスト
プロフィール
富永 峻(ピアノ)
 1982年東京生まれ。幼少よりポルトガル・スペイン在住。2001年、スペイン、カタリーナグルスカ音楽学校(マドリード)を卒業後、マドリード王立音楽院を経て、ドイツ、フライブルク音楽大学に入学。2008年同大ソリストクラスを卒業。
在学中、コンクールの賞典としてヨーロッパ各地でのリサイタルを始め、歌手や弦楽奏者との共演。大学卒業後は、ポルトガルの音楽学校でピアノ講師やピアノ伴奏者を務める。 Yamaha Hazen賞、イビサ国際ピアノコンクール、スペイン人作曲家ピアノコンクール、モノポリ国際ピアノコンクールなど受賞多数。
帰国後は、日本国内での演奏活動に軸足を移し、ソリストとしての演奏活動のほか、後進の指導にも従事。 これまでにフェルナンダワンドシュナイダー、山岡優子、ヴァヂムグラドコフ、ホアキンソリアーノ、フェリックスゴットリーブに師事。
『ピアノ・デイズ~ハレオンと巡る世界音楽の旅』
加瀬 茉理枝(ピアノ) ハレオン(クラウン)
開催日時:2012年4月22日(日) 13:30開場 14:00開演 会場:音楽室 ゆらぎ 入室料:¥2,500
奈良場恒美(ピアノ) 俣野修子(ピアノ)

加瀬 茉理枝(ピアノ)

奈良場恒美(ピアノ) 俣野修子(ピアノ)

ハレオン(クラウン)

レポート

 打ち合わせの初顔合わせから、何か予感のするピアニスト加瀬 茉理枝さん。ピアノを自在に操るような演奏に「フォルティッシモが地面に響き渡る勢い」、「超絶技巧の曲はスリルがあった」などお客様もしばし興奮気味に なっておりました。

 御自身のプログラムノートに書かれているのを引用しますと、後半最後の演奏バラキレフ作曲イスラメイは、要求される超絶技巧 には古今東西多くのピアニストが音をあげつつも、征服するかのような勢いで挑み続けました。

常に挑戦していく姿勢の加瀬 茉理枝さんの意気込みを間近で感じたすばらしいコンサートでした。

演奏曲目
  • ピアノソナタ変イ長調 Hob.XVI:46/ハイドン
  • 3つの小品/プーランク
  • アルゼンチン舞曲集/ヒナステラ
  • 歌劇「ファウスト」によるワルツ/グノー=リスト
  • エストニア民謡による変奏曲/トゥビン
  • イスラメイ ~東洋風幻想曲/バラキレフ
プロフィール
加瀬 茉理枝(ピアノ)
  千葉県出身。千葉県立千葉高校を経て東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業。藝大在学中からピアノをエレーナ・アシュケナージ氏に師事しロシア・ピアニズムの影響を強く受けて2006年4月に渡露、チャイコフスキー記念モスクワ国立音楽院大学院ピアノ専攻のエレーナ・リヒテル教授のクラスに学び、2010年7月修了。
2007年イタリア・カントゥ市国際コンクールA・B両部門セミファイナリスト、2008年フランス・パリ スクリャービン国際ピアノコンクール第3位、イタリア・カターニア若い音楽家のたの.Campocchiaro国際音楽コンクールにて満点を得て優勝、2009年イタリア・オヴァダ市国際ピアノコンクール第3位(1位なし)、2010年イタリア・カザマッシマ市ピアノコンクール第1位、同市『プレミオ・アマデウス』国際ピアノコンクール最高位。 現在後進の指導にあたると共に、ロシア語通訳も務める。

ハレオン(クラウン)
  早稲田大学在学中に学生劇団に所属。卒業後、パントマイム劇団に5年間所属し、パントマイム、クラウン、ジャグリングなどを学ぶ。クラウンとして、各地のショッピングセンター、住宅展示場などでバルーンを中心としたピエロショーを行う他、パントマイムと語りを合わせた「語りマイム」を発表。自らの様式として確立すべく現在も様々な試みを続けている。
川崎を中心に活動するパフォーマンスカンパニー「ソラソバティ」に参加。
ピアノコンサート『三つの 幻想(ファンタジー)』
奈良場恒美(ピアノ) 俣野修子(ピアノ)
開催日時:2012年3月24日(土) 18:00開場 18:30開演 会場:音楽室 ゆらぎ 入室料:¥2,500
奈良場恒美(ピアノ) 俣野修子(ピアノ)

奈良場恒美(ピアノ) 俣野修子(ピアノ)

レポート

 このコンサートは一年前に予定されていましたが、東日本大震災発生により急遽中止しました。私どもの気持ちの中に音楽どころでない、極寒の中で電 気もなく過ごす被災地の様子に暖かい食べ物を、あかりのある住居が先かと思い支援活動を始めた時期でもありました。再度、奈良場恒美さん、俣野修 子さんに出演依頼し、快諾いただきました。「3つの幻想 ファンタジー」は前半はシューマン、シューベルト、後半はシューベルトの連弾と続きま す。1年心待ちにしていたピアノ演奏は、春のうららかなそよ風のように静かに流れてきました 。
今回は演奏家から出演料の寄附のお申し出をいただき、コンサート収益を東日本大震災復興支援団体である「いたばし災害支援ネットワーク」に寄附させてい ただきました。

演奏曲目
  • Schubert:  Sonate G-dur “Fantasie” D.894 より  mov.1   Molt moderato e cantabile    mov.2   Andant  
  • Schumann: Fantasie C-dur op.17  より mov.1   Durchaus phantastisch und leidenschftlich mov.3 Langsam getragen, Durchweg leise zu halten
  • Schubert: Fantasie f-moll D.940 (4手連弾)
プロフィール
奈良場恒美(ピアノ)
 桐朋学園音楽高校、大学で学ぶ。林秀光、田辺緑、大島正泰の各氏に師事。卒業後ジュネーブ音楽院演奏家課程(Postgraduate course)に入学、ルイ・ヒルトブラン氏に師事。’80年、マリア・カナルス国際コンクール、ディプロマ賞受賞。’81年、同音楽院卒業、在学中より演奏活動をはじめ、卒業後もスイス、イタリア、フランスにてソリストおよび室内楽奏者として活躍。' 82年、ヴィオッティ国際コンクール、ディプロマ賞受賞。第7回チャイコフスキー国際コンクール、最優秀伴奏者賞受賞、同年帰国。 ’84年1月東京文化会館小ホールにおいてデビュー・リサイタル。
以後、全国主要都市でリサイタル。また、内外の数多くの音楽家と共演、またテレビ・ラジオなどの録音の分野においても高い評価を得ている。 現在桐朋学園大学教授、国立音楽大学講師。

俣野修子(ピアノ)
 ジュネーヴ音楽院 演奏家課程(post-graduate course)主席修了。 D.リパッティの高弟で音楽作品に対する深い解釈に定評のあったL.ヒルトブラン教授に師事し、大きな影響を受ける。同音楽院在学中より、スイス・フランスでのリサイタル等、演奏活動を始め、修了時には、パデレフスキー記念フィリッピネッティ特別賞を受賞。
1985年、大阪にてデビューリサイタル開催。以後、東京、大阪でリサイタル、日本各地でジョイントリサイタルの他、奈良場恒美氏、岸邉百々雄氏、上村昇氏、テレマン室内管弦楽団、モーツァルト室内管弦楽団、スロバキア四重奏団、M・ノスティッツ弦楽四重奏団、ベルリン弦楽四重奏団等、日本内外の音楽家と数多く共演し、関東・関西を中心に、ソロ・室内楽の分野で意欲的な演奏活動を行っている。中でも、2003~2009年のシリーズ『俣野修子 モーツァルトとシューベルトの夕べ』では、その美しい響きと豊かなイマジネーションに彩られたモーツァルトや深い人間性の滲み出たシューベルトが、好評を博した。
2009年秋からは、室内楽シリーズ『楽興の時』をスタート。現在、京都市立芸術大学において、後進の指導にあたっている。
『フルートとハープで旅するフランス音楽紀行』
見尾田 絵里子(ハープ) 真鍋 知子(フルート)
開催日時:2012年2月24日(金) 18:00開場 18:30開演 会場:音楽室 ゆらぎ 入室料:¥2,500
見尾田 絵里子(ハープ)

見尾田 絵里子(ハープ)

真鍋 知子(フルート)

真鍋 知子(フルート)

演奏会

演奏会の様子

レポート

 2月24日金曜日の夜開催のゆらぎ月例コンサートは、フルートとハープ演奏でした。平日の夜ということもあり仕事帰りに来られたかたもおられ、またゆらぎのサロンのシャンデリアの輝きなどいつもとは違った雰囲気だったことでしょう。フルートとハープの甘くゆったりと流れる響きにお楽しみいただけたようです。

演奏曲目
  • ナルテックス /アンドレ
  • ソナタ第1楽章 /ダマーズ
  • 間奏曲 /イベール
プロフィール
見尾田 絵里子(ハープ)
 北海道出身。12歳よりハープを始め、2003年に桐朋学園大学に入学。 2008年同大学研究科を修了。 第6回大阪国際コンクールにて入選。 オーケストラやアンサンブルを中心に活動しており、2007年にサントリーホール主催のレインボー21に出演。
2009年に札幌交響楽団ファゴット奏者の夏山朋子さんの演奏会に出演。 同年にリリースされた『羊毛とおはな』のCDアルバムに参加。 2010年クラシックを楽しむ会主催、指揮の小松一彦氏選抜メンバーによる第3回ニューイヤーコンサートに出演。
ゆらぎコンサートにもたびたび出演し好評をえて、ゆらぎアーチストとして活躍。今までにオーケストラスタディーを井上美江子、山口裕子各氏に、アンサンブルを蠣崎耕三、篠崎史子各氏に、ソロを堤祥作氏、現在はヨセフ・モルナール氏に師事している。

真鍋 知子(フルート)
 桐朋学園大学音楽学部演奏学科フルート専攻卒業。2009年、同大学研究科修了。
在学中、(財)よんでん文化振興財団奨学生に選ばれる。1999年、日本フルートコンクールびわ湖入賞。全日本学生音楽コンクール大阪大会入賞。2000年、第24回全日本アンサンブルコンテスト全国大会金賞。2001年、香川ジュニア音楽コンクール木管部門金賞、併せて高松市長賞受賞。2003年、第11回日本フルートコンベンションコンクールアンサンブル部門~音楽大学・音楽大学卒業の部~第2位。2004年、京都フランスアカデミーにおいて、マテュー・デュフォークラス課程修了。2007年、第34回日本フルート協会デビューリサイタル出演。
ヤマハ管楽器新人演奏会出演。2008年5月、別府アルゲリッチ音楽祭に首席フルート奏者として出演。2008年11月、第14回宮日音楽コンクール管楽器部門において、最優秀賞及び最高位のグランプリに輝く。2009年、麻布十番さぬきふれあいコンサートに「トリオ・アリエッタ」で出演。同年、香川にて「トリオ・アリエッタ・ファーストコンサート」を開催。2010年、よんでん文化振興財団「ふるさとコンサート」に出演。
若手実力派フルーティストによるカルテット「レ・フィーユ」としては、「パウエルで奏でる~」シリーズを毎年開催し、大好評を博している。
『華麗なるヨーロッパの調べ』~日曜日の午後に名曲を~
山田 章代(ピアノ)
開催日時:2012年1月29日(日) 13:30開場 14:00開演 会場:音楽室 ゆらぎ 入室料:¥2,500
山田 章代(ピアノ)

山田 章代(ピアノ)

山田 章代(ピアノ)

エネルギッシュな演奏で魅了しました

レポート

 今年になりはじめての音楽室ゆらぎの月例コンサート、今年は「テーマ性のある音楽会」を目標に掲げての最初のコンサートとなりました。推薦、公募 で呼びかけ、山田章代さんの出演が決まりました。

 山田章代さんは(社)日本演奏連盟の新進演奏家育成プロジェクトのオーディションに合格、昨年11月に東京文化会館でリサイタルを行った他、御自身でも積極的に演奏活動を行っています。プログラムの前半はウイーン古典派、ハイドンの軽やかなソナタからベートーヴェンのロマンティックなソナタへ、後半はショパンへみなさまを案内していきました。

 恒例の演奏家を囲んでのアフターコンサートでは、陸前高田のかたより支援のお礼にと送っていただいた生酒「はつふね」をみなさんで味わいました。「久々に震える演奏を聴いた」「エネルギッシュな演奏を至近で聴けて幸せ」とお客様からのコメントをいただきました。1年後にベートー ヴェンの後期ソナタやショパンのスケルツオ、ポロネーズを聴かせてください。

演奏曲目
  • ソナタ ハ長調 Hob.xⅵ:50/ハイドン
  • ソナタ 第30番 ホ長調 OP.109 /ベートーベン
  • スケルツォ 第2番 変ロ短調 Op.31/ショパン
  • 英雄ポロネーズ Op.53/ショパン
  • アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22/ショパン
プロフィール
山田 章代(ピアノ)
 桐朋学園大学音楽学部卒業、同大学研究科修了後ドイツに渡り、デトモルト音楽大学、ミュンヘン音 楽大学大学院にて研鑽を積む。これまでに三村則子、奈良場恒美、アナトール・ウゴルスキ、 ゲルハルト・オピッツの各氏に師事。
第6回 ローマVanna Spadafora国際コンクール第3位、 第5回 カンデロ市国際コンクール第2位など、国内外のコンクールで上位入賞。
2010年帰国。今年度は、カワイ表参道「パウゼ」と東京文化会館にて、ソロリサイタル開催し好評を 博す。また、邦楽器とのコラボレーションや、気軽に楽しめるトークコンサートなど、ソロ、室内楽で 精力的に演奏活動を行っており、これからの活躍が期待されている。
コンサート情報: akiyoyamada.blog136.fc2.com